「ごめんなさい」をすること

2021年10月08日

 ◎何か良くないことをしたり、他の人に迷惑をかけたりしたときは、謝ることが良いことは誰もが知っていることです。しかし、絶対に「ごめんなさい」を言わない子供がいます。すると、大人は何とか謝らせよう として、子供と大人の新たな"戦い"がまた勃発するという悪循環が始まります。謝ったとしても「はいは い、あたしが悪うござんしたよ」と、ふざけたりします。 

◎どうしても「ごめんなさい」を言わない子供たちの多くに、ある特徴があります。 

・ふだんから叱られることが多い ・褒められることはなく、「自分はダメ」だと思っている ・自信がない ・人を信頼できない

 ◎この場合、「ごめんなさい」を言う練習だけしても、あまり意味がありません。相手に対して「すまなか った」という感情が伴わなければなりません。対策としていくつか御紹介いたします。 

・褒めることはもちろんだけど、褒めないまでも子供に「ありがとう」の言葉を多くかける。 ・大人自身が必要な時は「ごめんなさい」をきちんと言うようにする。 ・子供と大人が一緒に楽しんだり笑ったりする機会を作る。(共感) ・子供が意地になって「ごめんなさい」を言わなくても、あまりに長時間"格闘"はしない。 ※私の場合は、「代わりに言っておく、ごめんなさい、だね。はい、次に行こう」と、さらりと言って終 わりにします。

 ◎これは即効性のあるものではありませんが、やがて子供は自分から「ごめんなさい」を言うようになります。もし、なかなか「ごめんなさい」が言えなかった子供が、「ごめんなさい」を言えた時は、きちんと評 価してあげましょう。私の場合は、「ごめんなさい、を言うことは勇気がいるのに、言えたね」と言ってあげます。